blog

2015年9月校長アッセンブリー(挨拶・自己紹介・レディーファースト)


いつも始まりの時期に校長先生が必ず言うことがあります。そうです。挨拶ですね。 挨拶は相手の人が気持ち良く聞けることが大切です。「挨拶してもらって良かった。とっても気持ちがいい」と感じてもらえるといいですね。

 

いい機会ですので自己紹介の話をします。自己紹介は自分を覚えてもらい、アピールする絶好のチャンスです。でも、自己紹介がうまく出来ていない人を多く見かけます。せっかく名前を言っているのに聞き取れないのです。それは、いきなり名前を言ってしまい、聞く方の人が聞く準備ができていないからです。ひどい場合は立ち上がりながら名前を言っている人もいます。きちんと立ち上がり、一呼吸置いてから名前を言う、私の名前は・・などと前置きをするなどの工夫が必要です。

 

次はマナーの話をします。昨日のジョブフェアーでダンスのレッスンがありましたが、男女で手をつないでと言われた時、照れて手をつなげませんでした。LCAでダンスのレッスンを取り入れているのは、ダンスが踊れるようになるということの他に、世界で通用するマナーを身につけて欲しいという願いがあります。「手をつなぎましょう!」と言われたら、普通に手をつなげるようになって欲しいです。

みなさんが将来、外交官や大使になったり、または国連で働くことになったり仕事で海外に出かけた時など、国際的な場所に行く機会があると思いますが、その場で必要なマナーがあります。レディーファーストもその一つです。

皆さんはレディーファーストという言葉を知っていますか?

エレベーターやエスカレーターに乗る時、そばに女性がいたら女性を優先して笑顔で「お先に」と手で合図します。レストランでテーブルに着く時も、自分が真っ先に座ってはいけません。係の人が椅子を引いたら女性が先に座り、それを待って男性が座ります。

男女平等が言われる時代で、いろいろな意見がありますが、校長先生は、レディーファーストは素敵なマナーだと思っています。

電車の中でも席が空いたら、真っ先に自分が座るのではなく、周りに女性やお年寄りがいれば「どうぞ!」と譲るのがマナーです。例え自分がどんなに疲れていても、それが出来る人はやはり素敵です。皆さんと一緒にそんな人を目指していきたいですね。

今日は挨拶の話、自己紹介、レディーファーストの話をしました。校長先生の伝えたいことは伝わりましたでしょうか。

 

Dreams Begin Here!

We are LCA!


9月 4th, 2015|

尊敬する人物


先日雑誌「プレジデント」の取材を受けた際、最後に尊敬する人物はと聞かれた。咄嗟に「特にいない」と答えた。何か不遜な感じに取られなかったか心配になった。

後で考えると、尊敬する人物は沢山いるのだ。解説者の池上彰さんをはじめスティーブ・ジョブズ、東山魁夷など数々の芸術家、建築家など。この人のこの部分は尊敬できると思える・・ただ、言いたかったのは自分が目指すモデルになるような人物、あの人のように成りたいと思うようなモデルは居ないということだ。


4月 29th, 2015|

チョン・キョンファさんのコンサートにて


4月26日の土曜日に相模原市民会館で世界的なヴァイオリニスト、チョンキョンファさんのコンサートが行われました。LCAの子供たちはこのコンサートに招待され、芸術家と直接交流する機会もいただきました。

コンサートの二週間前にお話をいただき、急きょ保護者に連絡を取りました。時間的に余裕がなかったにもかかわらず、

100名以上の子ども達・保護者が集まりました。

このような文化的な価値をすぐに理解していただけるご家庭のお子さんをお預かりしていることに誇りを感じます。

そして、有名な芸術家と英語でコミュニケーションをとっているLCAの子供たちの姿をみてLCAらしさを感じるひと時でした。

このような機会のために奔走してくださった方々に改めて感謝いたします。


4月 27th, 2015|

物数を尽くすということ


達人たちの話を聞いていると、練習の大切さを口にする。世阿弥は「物数を尽くせ」と、書道家の武田双雲氏は「2万回やればできる」と。凡人は数を尽くしてないから凡人なのだ。ピアノだって2万回練習すっればきっとできるにちがいない。

by 緊張してうまく弾けなかったと言う私


4月 20th, 2015|

教員研修(学級経営)


春休みに市の教員のOGの方を招いて「学級経営」の研修をしました。

学級経営」という考え方は日本の教育独特のもののようです。海外では授業(教科)を教えるのが自分の仕事と考えている教師が多くいます。躾は家庭の問題として家庭に任せ、何かメンタルな問題があればカウンセラーに託すという感じです。日本の教育では担任がかなり関わりますね。

私は教師が子どもの生活に深く関わる「学級経営」の考え方は日本の教育の良いところだと思っています。

LCAの外国人教師は教育委員会主催の研修では言葉の問題もあり参加が難しかったのですが、講師を招いてバイリンガルの職員が通訳をしながらの研修という方法にたどり着き、実現しました。


4月 11th, 2015|

「巨大な夢をかなえる方法」を読んで


「巨大な夢をかなえる方法」という本が出版された。

世界を変えた起業家、投資家、教育者、俳優などが、イェール、MITなど一流大学の卒業生へ熱く語りかけた卒業式でのスピーチを集めたものだ。

 

最初はアマゾン・ドット・コムの創設者ジェフ・ベゾス。

 

祖父とキャンピングカーで出かけた時、祖父から「It’s harder to be kind than clever」(自分が賢くなることよりも、人に優しくすることの方が難しいのだよ)と言われたエピソードから始め、次のように結んだ。

 

Will inertia be your guide, or will you follow your passions?

惰性で人生を生きますか?それとも本当に好きなことをやりますか?

 

Will you follow dogma, or will you be original?

世の中の常識に従いますか?それとも独創的な人間になりますか?

 

Will you choose a life of ease, or a life of service and adventure?

楽な人生を選びますか?リスクを取り世界に貢献する人生を選びますか?

 

Will you wilt under criticism, or will you follow your convictions?

批判に屈しますか?それとも、自分の信念に従いますか?

 

Will you bluff it out when you’re wrong, […]


4月 5th, 2015|

90歳にして変わった母


母は今年90歳になった。父が20年前に亡くなってから一人暮らしである。

一週間に一度、母を訪ねて夕食を共にする。2年ほど前までは母の作る料理を食べていた。ここのところ足が不自由になり料理もつくらなくなったので、ファミレスや伊勢丹のレストランで食事をすることにしている。

 

以前は実家に行って母と会うのは「修行」だと思っていた。一日の仕事を終えて実家に着いた途端、心配事と口癖の「嫌になっちゃう!」の連打。言いたいことが溜まっているのだろうが、こちらはドット疲れる。他の場所ではめったに腹も立たないし、イライラもしない私だが、母にだけは「いい加減にしてくれ!」と言いたくなる。だがそれを言わないから「修行」だと思っていた。

 

「人は口癖で言っているような人間になる」という。本当にそうだと実感する。思い切って言ってみた「『嫌になっちゃう』を止めようよ!」「幸せだと思っているならそれを口に出そう!」言っても変わらなかったと、暫く思っていたある時、自分が穏やかな気持ちで母と過ごしていられていることに気づいた。

 

母は意識して「嫌になっちゃう!」を言わなくしたのだ。まだまだ、嫌味ととれるような事は毎回のように口にする。毎週食事に出ていても「こんな料理ひさ〜しぶりだから美味しい」とか「食べたことがない」とか・・・。「先週も食べたよね!」と心の中で思うが聞き流す。母の言葉に意味づけしているのは自分である。自分が嫌味だと取らなければそれだけの話である。たぶん母に他意はない。

毎週、穏やかな時を母と過ごしている。「私は生きていてもいいのか?」と時々尋ねられる。「長生きしてください」こんな時間が持てるのだから。結構、最高の思い出として残るのは今のこのような時間なのかもしれない。


4月 4th, 2015|

気楽にオペラコンサート!


新橋のアルテリーベというレストランでオペラ歌手によるコンサートを楽しんできた。神田さやかさんと伊藤さやかさんの「Wさやか」のコンサート。オペラというとオペラホールで改まって聴くイメージが強いが、食事をしながら気楽にオペラを楽しむというのも素晴らしい。何といってもすぐ目の前で歌っているのであるから・・・

ギャラリー桜の木さんのコンセプトも「絵画を日常に」である。オペラも絵画もそしてダンスも日常の中で気軽に楽しめるような文化をつくっていきたいものである。

 

私は社交ダンスを習っているが、食事に行った時にダンスを気軽に踊れるような場所はなかなか見つからない。日本人にとっての社交ダンスとは競技ダンスのようだ。ヨーロッパのダンスパーティーで日本人が競技のようにダンスを踊るのはひんしゅくもののようだ。

 

今ない文化は自分達でつくっていくしかありませんね。

 


4月 1st, 2015|

Eテレ「スイッチインタビュー」で出会った達人


Eテレ土曜日午後10時からの「スイッチインタビュー達人達」を見るのが好きである。「本物」の人物を知ることができるからだ。

達人二人がお互いにインタビューし合う。達人だからこそ通じ合うことがあり、深い部分が引き出せるのだろう。自分も「本物」を目指して生きたいものだと思う。最近ではシンクロのコーチの井村雅代と指揮者の広上淳一、命のスープで知られる料理家の辰巳芳子と華道家の川瀬敏郎が面白かった。

 

それまでは、マスコミが取り上げる範囲の極表面的なことしか知らなかった人の人となりを知ることができる。本来「知る」とはそういうことなのだが、普段は知っているような気になっているだけだのだと思わされる。

 

井村雅代さんは今までのイメージよりも遥かに本物の人だと感じたが、何か微妙に大好きになれない。なぜだろう?「勝つ」ことが目標だからだろうか?とかいろいろ考えさせられる。

 

華道家の川瀬敏郎さんにはノックアウトされた。花に対する考え方から作品まで、感動させられ「川瀬敏郎今様花伝書」を注文した。自分でも花を生けてみようかとも思った。

 

日常ではめったに出会えない人々と過ごす時間は楽しいものである。


4月 1st, 2015|

Google社が求める人材「スマート・クリエイティブ」


グーグル社会長、前CEOのエリック・シュミット氏のインタビュー

グーグル社が求める「スマート・クリエイティブ」とはどんな人材なのか?

《English Journal 4月号より》

「 In the book, we’ve spent a fair amount of time saying the way you should hire people is about the person, not about the knowledge that they have.

私たちが探しているのはその人が持っている知識ではなく「人」なのです。

Hire general-purpose, smart people, rather than specific people with a lot of specific domain experience. Because really smart person will figure it out, and they’ll […]


3月 28th, 2015|