コミュニケーション

チャンスはピンチの顔をしている 武田双雲


書道家の武田双雲さんが「ポジティブの教科書」という本を書いています。

内容はいわゆる「成功本」と大きく変わることはありませんが、表現の仕方が独特で納得しやすいものになっています。

 

たとえば目次の中に「チャンスはピンチの顔をしている」というのがあります。「ピンチはチャンス」と言われるとハイハイその通りと思ってしまうが、「チャンスはピンチの顔をしている」と言われると、ついつい読んで見たくなります。

 

本の中から気になるところを書き出します。

 

相手は変えられない、自分を変える

相手を変えようとすればするほど関係が悪化する原因は、相手の悪い部分に意識が集中しているからです。これを逆の立場で考えてみると分かります。相手から、自分の悪い部分ばかりに集中されていると思うだけで嫌ですよね。逆に頑になってしまいます。

相手を変えようとすることは、つまり否定しているのです。否定している部分ばかりに集中しているのです。これでは相手は変わるどころか、関係は悪化するばかりです。

 

素直になる

 

本当に強い人は、「素直な人」です。

素直になることは意外に難しいのです。「もう知ってるよ」「俺知ってるし」といった『分かったつもり』、馬鹿にされたくないという『無駄なプライド』といった誰もがもっているものが邪魔するからです。

「素直力」=「吸引力」です。

人からの意見をまずは「受け止め」スポンジのように身体にしみこませ、自分なりに料理して、他人に提案します。

「成長したい」という強い気持ちが、本当の意味の素直さを与えてくれるのです。

 

聴き上手になる

 

「あー、それ知ってる」「あれだよね、分かる」「それはそうじゃないでしょ」と言わないでください。

 

心を開いた状態ができさえすれば、コミュニケーションはストレスどころか、幸せにしてくれます。

 

読んでみて、どうですか?受け止め易い言葉ですよね!

この続きは次回に・・・


1月 25th, 2014|

「引き寄せの仕組み」2


「人生が好転する『引き寄せ』のしくみ」水谷友紀子著 を読んで

 

人生ではその人が本当に思っていることが実現するというのが「引き寄せの法則」。

ただ、人間の頭には1日に6万もの「思い」や「考え」を発信していると言われている。意識して「思っている」こと以外に無意識で思っていることがたくさんあるのだ。

だから、潜在意識からの「思い」でなければ、引き寄せたい思いは引き寄せられない。

「『頭』と心が戦う時、勝つのは『心』の方だ」という著者の言葉が印象的だった。

 

潜在意識は「良い」「悪い」の判断が一切つかない、潜在意識は否定形を認識しないと著者は言う。付け加えれば、潜在意識は主語をも認識しない。

良い・悪いに関係なく頻繁に思うことが潜在意識に届いてしまう。「花粉症になりたくない」と思っていると「花粉症」という言葉が潜在意識に届くし、「あの人は意地悪だ」と思っていると「意地悪」というメッセージが潜在意識に届き、潜在意識はそれを実現しようとする。

 

私たちが「幸せ」を願う時、それを阻害するものがある。それは、今までに刷り込まれた価値観だ。たとえば「幸せのあとには不幸がくる」「幸せは長くは続かない」など。「幸せ」の真っただ中で、幸せを享受すること、享受できることが大切なのだ。

 

正に。楽しめば「楽」あり、苦しく思えば「苦」ありだと思った。


1月 20th, 2014|

コミュニケーションのとり方「何かあったんだね!」


相模女子大学の「子ども学入門」の講義で、コミュニケーションの話をした。コミュニケーションでは相手の「気持ち」を受け止めることが大切だと。

子どもが不機嫌そうに帰って来た時の声のかけ方では「何かあったの?」と質問形式に声をかけるのではなく、「何か嫌なことがあったんだね!」と気持ちを受け止める言葉をかける方が良いと話しました。

それについて多くの感想をいただきましたので、感想の一つを紹介させていただきます。

 

感想より

「何かあったの?」ではなく「何かあったんだね!」

語尾が少し違うだけで、こんなにも違うなんて、言葉ってすごいと思いました。

実際に「何かあったんだね!」だと無条件で自分の味方でいてくれるような安心感を得られます。

なにげない言葉で、相手を傷つけたり、幸せにしたり。もっと日頃の言葉選びに気を付けないといけないと思いました。


7月 18th, 2013|

「隠さなくてもいい」


「隠さなくてもいい」

 

何で隠しながら絵を描くの?

 

何で隠しながら答えを書くの?

 

間違えてはいけないと

 

言われ続けて育ったの?

 

正しいとか 間違いだとか

 

上手いとか下手とか

 

気にし続けて育ったの?

 

あなたは自信を持って

 

あなた自身であればいい

 

誰もそれ以上のことは

 

できないのだから

 

「子育ての詩」より

 

相模女子大の授業でこの詩を扱った。

学生の感想を紹介します。

 

○  隠さなくてもいいという言葉に勇気をもらいました。

私は緊張しやすい性格で、緊張していても緊張していること

自体を隠そうとしてもっと行動に表われたり・・・

隠そうとするクセがでたら、この言葉を思い出そうと思います。

 

○  先生の話を聞く度、もっと楽に生きていいんだなと思います。

セカセカしてしまう性格なので、ゆっくり余裕をもった生き方ができたらいいなと思いました。

 

○  自分もそういうところがあるので、励まされた。これからは自信をもって

今を楽しみます。

 

○  私は今でも隠したりするので、勇気づけられた気がします。

今をもっと楽しもうと思いました。

 

大学の講義で受講生は108人。授業の最後に感想を書いてもらい、感想や質問に次の授業で答えて、コミュニケーションをとっている。

「隠さなくてもいい」の詩に「楽しく生きる」という言葉はでてこないが、「楽しく生きよう」と思うという学生が複数いた。こちらも温かい気持ちになる。

「励まされた」「勇気づけられた」という言葉にこちらも感動をもらった。


6月 24th, 2013|

「脳に悪い7つの習慣」から


脳が発達する段階で「自己保存」と「統一・一貫性」というクセが生まれた。

前者は「自分を守ろうとする」、後者は「脳は統一性、一貫性を保てなくなるような情報を避けようとする」クセである。

この脳のクセがあるため、人は自分と反対の意見を言う人を嫌いになるという反応を示すことがある。

脳は自らの意見と異なるものを「統一・一貫性」にはずれるために拒否し、また「自己保存」が働くことによって自分を守ろうとするため、相手の意見を論破しようとさえすることがある。

 

「脳に悪い7つの習慣」林成之著より

 

自分の中にも上記のような反応ありますよね。コミュニケーションをとろうとする時は、この脳の反応を理解し、この反応を乗り越えて、相手を理解しなければならないのです。「ああ脳が反応しているなあ」と客観的に自分をみることが必要ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


6月 18th, 2013|

園長と語る会の質問から


今日はLCAインターナショナル・プリスクールの2歳児のコースの保護者を対象に「園長と話す会」があった。

6組という少人数だったので、質問に答える形式でおこなった。以下は質問と私の話です。

 

【質問1】

家庭ではあ甘えん坊で我がまま放題であるが、保育園ではそんなことはない、優等生だと言われた。保育園で無理をしているのでしょうか?家庭と保育園のギャップをどうしたら良いのでしょうか?

 

【園長の話 1】

基本的にギャップはあって良いのです。家で甘えられているのは良い事だと思います。家で甘えられるから外でがんばれるのです。

お母さんが厳しく、家では良い子なのですが、保育園や学校でそのストレスを発散している子の方が問題であることは、分かりますよね。

また、家でも保育園でも「良い子」をしている子は、心が無理をしている可能性もあるので心配です。無理していなければよいのですが、ある日突然、耐えられなくなって別人のように変わってしまったという例も少なからず見てきています。

 

「我がまま放題」ということに関しては、後から少しお話しましょう。

 

【質問 2】

太鼓が好きで太鼓のゲームをやらせたが、やりたくてキリがない、好きな事は伸ばしてあげたいが、キリをつけさせるにはどうしたら良いだろうか?

 

【園長の話 2】

悩むところですね。でも悩んでいる状態は良いことです。迷いもせず、時間を守ることを優先したり、ズルズルといつまでもやらせたりしているのは問題だと思います。子育てにマニュアルはないので、何時も悩みながらです。プロもそうです。悩んでいるうちは、そうは間違っていない。

 

気持ちと時間にゆとりのある時に、満足するまでやらせてみると良いと思います。「満足するまで」というのが、TVゲームがなかった時はよかったのですが、TVゲームはなかなか満足しない傾向があります。ですから、ある日と決めたら、その日だけはうるさく言わず、やらせる限ることです。「今度は○○日に好きなだけやっていいから、後は家族のルールを守ってね!」というと、子どもも受け入れやすいし、ルールも学べますね。

 

【質問3】

ものを投げ、当たり散らす。放っておいて良いのか。

 

【園長の話】

ハイになっている子にいくら叱っても説得しても聞きません、無理です。ヤケになっている状態を「嫌なんだねえ、怒っているんだねえ!」と気持ちを表現してみましょう。

その上で、ほかのことに目を向けるなど、気持ちを切り替えるのは良いと思います。

ポイントは、「自分でも訳の分からなくなっている子どもと対立しない」ことです。

子どもでも大人でも大概は、気持ちを分かってくれ!と言ってゴネているのです。気持ちを「分かった」と言われると、後はダダをこねる必要がなくなるのです。

気持ちが落ち着いたところで、物を投げることが良くないことを伝えると良いと思います。

 

【質問4】

靴下をはくときなど、うまくはけないと「できな〜い!」と投げ出してしまい、後までその気持ちを引きずってしまう。どうしたら良いのか?

 

【園長の話】

2歳の子はまだ一人で靴下をきちんとはくのは難しいですね。お母さんが少し手伝う必要があります。

ただ、この手伝い方にコツがあります。「最後は自分で出来た!」と思ってもらうことが大切なのです。この達成感が次のことへ挑戦するエネルギーになります。

靴下をはく事を例にとると、初めは足に少し入れて上げる、「さあ、履いてみようね!」と言ってやらせる。きっと踵を合わせるところで上手くいかなくなります。さりげなく踵を合わせてあげます。「さあもう少し、引っぱって!」「できたー!」「がんばったね」と喜んであげます。

「最後に自分で出来たと感じるように、手を貸すこと」これがポイントです。

 

皆さんの疑問にお答えできたでしょうか。今日はありがとうございました。


6月 10th, 2013|

子どもからの話の聞きだし方(レクチャーの感想から)


今日もレクチャーの感想からです。

 

今日は、子どもが園での話をしてくれないのは聞き方に問題があるとの事で、早速教えていただいた(見た事を聞く)方法で、聞いてみました。

「先生は何色の服を着てた?」と聞いた時は服の色は覚えていなかったのですが

「今日、Mr. Jasonに髪を切ったのを気づいてもらえたんだよ」と。

また、園へ向かう車の中では

「新しい友達Kenjiがくるんだ!」と話してくれました。

やはり、私の聞き方だったんだと反省しています。

 

 

ほとんどのお母さん方は、楽しくすごせたのだろうかと心配で「どうだった?」と質問します。子どもはお母さんが心配から質問していることを感じています。

 

見た事を聞くお母さんには「下心」がないので、子どもも会話を楽しめるのです。

本来、子どもは話を聞いて欲しいのですが、お母さんの心配をなくすための質問や、

楽しみ以外の目的をもった質問には答えたがりません。

 

お母さんがその時の状況を頭に浮かべられるように「見た事」を質問して、ただただ聞いていると、

「お母さんは何でも聞いてくれるのだ」と安心して、たくさん話をするようになります。

授業中、休み時間、給食など場面を想定して、「見た事」を聞いてみてください。

 

試してみたことや質問など歓迎です!


5月 25th, 2013|

気持ちを受け止める


LCAインターナショナルプリスクールの保護者を対象にしたレクチャーで、

コミュニケーションで大切なことは、相手の気持ちを受け止めることですと伝えた。

特に子どもを相手にする時は、「つらかったんだね」「悲しいんだね」と言って、

「あなたの気持ちは分ったよ」とサインを出すことが大切だと・・・

 

保護者から感想をもらった。

 

気持ちを受けとめる わかったよ!とサインを出すことが大事と聞いたので、夜にやってみました。

もう寝る時間なのに工作のワークブックを「もっとやりたい」と言う娘。

「明日幼稚園に行けなくなっちゃうよ!」

とはさみをしまったら、娘は怒って号泣。

 

時間や明日のことを説明しても耳に入らないみたいなので、

「わかったよ、ハサミつかうの楽しかったんだね。もっとやりたかったんだね!」

と背中をポッとたたいたら、ピタッと泣きやみました!!

こういうことですか?

 

その通り、そういうことです。


5月 25th, 2013|

子どもから言葉を引き出す


昨日は、プリスクールのレクチャーで、子どもからの言葉の引き出し方を話した。
「今日はどんなだった?」と聞いても、答えられる子の方が少ないのだ。
子どものある時間の状況を過程して、その時子どもが「見ていたもの」を聞き出すとどんどん言葉が出てくる。

「休み時間はどこにいたの?」
「その時となりな誰がいたの?」
「その子は何してた?」
などと、聞き手がそのときの絵を描けるように聞いていくと、その時の子どもの気持ちまで分かってくる。
始めから気持ちを聞き出そうとしても「楽しかった」の一言で終わるのがオチである。

私自身が、普段は無口な子どもと何人会話しても、どの子も表現豊かにたくさん語ってくれた。

詳しくは「親子作文ワーク」幼児から小学校1、2年生「100字日記で勉強の好きな子に育てる」小学校1〜4年生向きをごらんください。(中国語版もあり)両方とも作文の本であるとともにコミュニケーションの本でもあります。


5月 14th, 2013|

拙著「100字日記・・・」は中国語でも出版されています!


拙著「100字日記で勉強の好きな子に育てる」は、したことでなく見た事を書けば、いくらでも書くことはあるし、それぞれが違った作文が書けるというメソッドです。

 

した事は言葉で記憶していますが、見た事は映像として脳に残っているので、映像を思いだし、その映像を言葉にすると、その時の様子や書き手の気持ちまでも伝わるというものです。

例えば、「ゴールデンウィーク中に潮干狩りに行きました。いっぱい貝がとれました。楽しかったです」という文章が

 

その時何が見えたの?と聞いていくと

「私はゴールデンウィーク中に私の家族と車で潮干狩りに行きました。行く時にまわりに木がたくさん見えました。

着いたところには木がたくさん生えていました。車から出て歩いて海の方に行きました。遠くから海をみたら青くてきれいでした。砂浜に荷物をおいてはだしになって海の方に行きました。近くで見た海の水はとうめいでした。砂をクマデでほると、消しゴムくらいの小さな貝が出てきました。いっぱい貝がとれました」

 

となります。読んでいて楽しいですよね。

 

自然の中での体験は、表現の宝庫です。ぜひゴールデンウィーク中のことを「見た事作文」にしてみませんか。

 

「100字日記・・・」は中国語に訳されて台湾でも出版されています。

 


4月 29th, 2013|