国際人を育てる

インターナショナルダンス選手権大会


日本インターナショナルダンス選手権大会を観戦してきた。ラテンアメリカ部門のジュニアの選手のレベルの高さに驚いた。
チャチャチャやルンバ、パソドブレ、日本人が世界で活躍するのは難しいと思っていたが、日本の小学生ぐらいのペアーが見事に踊っている姿を見て、あの頃から良い師に出会って指導を受ければ、世界を舞台に活躍するのも不可能ではないと感じた。
この子たちはダンスを通して世界と繋がっているのだと思うと、好きなことを持っているLCAの子どもたちが頭に浮かんだ。それぞれ、将来が楽しみだ。スキルだけに走らず、人間の品格とともに成長してほしい。


6月 11th, 2012|

グローバル人材育成


 「日本人としてのアイデンティティーを持ちながら、教養と専門性、異なる文化を乗り越えてのコミュニケーション能力や協調性、創造性や社会貢献の意識を持った人材。」これはグローバル人材育成会議のグローバル人材の定義だ。
 
 また、経団連の調査によると企業が求めるグローバル人材のトップ3は
①既成概念にとらわれず、チャレンジ精神を持ち続ける
②外国語によるコミュニケーション能力
③海外との価値観の差に興味を持ち、柔軟に対応できる。だそうだ。
 
 それだけ進むべき道が分かっているのに、今の日本の教育は既成概念にとらわれ、大胆な改革が行われず、世界に遅れをとる一方だ。
既成概念にとらわれた既成勢力に囲まれながら「既成概念にとらわれずチャレンジ精神を持ち続ける人材」を育てなければならないのが日本の現状だ。
(定義、資料は読売新聞5月11日「大学再生」より)


5月 14th, 2012|

幸田浩子さんのサロンコンサート


昨年、オペラ歌手の幸田浩子さんのサロンコンサートに行った。ホテルのロビーで行われたコンサートの最前列だったので、ほんの2メートル先で幸田さんの歌を聴けた。一切の電気音も大ホールのような反響板も使わない本当の生の歌声を聴いた。
近くで感じた幸田さんは本当に華奢な感じの日本人らしい日本人だった。この人が世界で評価され、活躍しているのだと思うと、国際人とはこのような人のことを言うのだと思えた。日本人であることを生かし、それが世界的に評価されて活躍できる人である。
国際人を育てるという時には日本人としての魅力も同時に持ち合わせた国際人としての日本人を育てたいものだ。


4月 10th, 2012|

ブータン ワンチュク国王


ブータンのワンチュク国王が来日した際に福島県の相馬小学校を訪問して話をしました。
「竜は一人ひとりの心の中にいます。
私たちは『人格』という名の竜を持っています。
竜は私たちみんなの心の中に居て、『経験』を食べて成長します。
だから、私たちは日増しに強くなるのです。
そして、感情をコントロールして生きていくことが大切です。 .
どうか自分の竜を大きく素晴らしく育ててほしい」 と。
 
とても深い話を非常に簡単に伝えられておられて驚きました。人格教育をきちんとしている国なのだと思いました。「感情をコントロールして・・」のところは英語ではWe must always be in control of that dragon と表現されていました。訳が難しいところだと思い英文も書いておきます。
人は経験を通して成長する。まさにその通りだと思います。経験は多い方が良い。そして困難は逃げずに真っ向から向かって解決する経験となれば、それこそ力となるでしょう。
近頃の親御さんは、なるべくわが子に辛い経験をさせたくないと、「こうなったらどうしよう。ああなったらどうしよう」と先回りして、辛い思いをさせないようにしている傾向があります。そうして困ることもなく育ったとしても、どうしてその子たちが、人の役に立つ人間になり得るでしょうか。
最近また読売新聞にブータンに関する記事が載っていました。ブータンも近代化に向けて動いているようですが、ツルが飛来する標高3000メートルの山あいの村で、ツルのために電柱を立てることをやめて、費用も時間もかかる地中方式を選んだというのです。何年間か電気のない生活を続けなければなりませんが、村人はツルのためにそれを受け入れたそうです。その結果、観光客が増えたと記事は伝えていました。
 
幸福度ナンバーワンの国ブータンと聞いただけではピンときませんでしたが、国王の竜の話やツルの話を聞くと、しっかりした哲学のある国なのだと改めて感心しました。


1月 30th, 2012|

「英語村」視察


 森を背景にモダンな大学の校舎のような建物が目に入った。遠くにはペンションのような宿舎が並ぶ。サッカーコートやスイミングプールもあった。これが、韓国が国を挙げて取り組んでいる「英語村」の外観だった。
 建物の中に入ると、郵便局のブース、空港のブース、グローサリーストアーのブースと40以上のブースがある。英会話のテキストがそのままブースになっていて、ここでネイティブの教師が指導し、実際の英語の会話を身につけられるようになっている。
 学校が児童を連れてきて利用するほか、週末は個人的にも利用できるようになっていた。
 私も英会話スクールを経営していたころ、同じく「英語村」と銘打ってイベントを企画していた。教科書で学ぶだけでは物足りず、実際に使う場面を作りたかったからだ。もちろん個人のスクールだったので、イベントとして年に1~2回行っていただけだった。それを韓国は国がお金をかけて施設を作って、民間が運営する形で実現している。
 日本ではやっと今年度から小学校で年に35コマの英語の授業がはじまったばかりだ。内容も国際理解であって英語を学習する形にはなっていない。
 日本が今の韓国のレベルで英語教育に取り組める日がくるまでにはまだまだ相当な時間がかかるのだろうと思ってしまう。


10月 28th, 2011|

小学校英語


 小学校からの英語教育に反対する方がいる。反対の理由は国語が大切であるからと言う。国際人としての基本は、国語力があり、自国の文化や歴史を良く知っていることだという。お説ごもっともである。
 しかし、英語教育をすることがなぜ短絡的に国語を疎かにすることになるのだろうか。英語と国語のどちらが大切かといった対立概念での思考は卒業しなければならない。国語力が十分にあり、自国の文化にも歴史にも精通した子どもが、英語も出来れば何の問題もない筈である。
 今まではそのような実績がなかったから反対する方もいたのだろう。しかし、LCA国際小学校に通う子どもたちは、国語力も十分に付けたうえで英語イマージョン教育により英語力も付けている。英語だけできれば国際的に通用するなどと端から思っていない。
 小学校では授業の改革がまだまだ可能で、英語も国語も芸術も体験型教育も同時に身につけていく可能性があるのだ。そこまで考えた上で、英語教育を語ってほしいものだ。


9月 24th, 2011|

国際人が育っているー英語劇を観劇してー


  イギリス人4人の劇団ホワイトホースシアターが学校に来て、英語劇「The Weasel in the Sack」を演じた。英語の劇なので、日本では中学生以上が観劇することが普通のようだ。英語を聞きとることに必死のためか、日本人の特性か、劇を演じても反応がない。ヨーロッパで演じた後日本にやってきた劇団員は反応のなさに焦ったという。ところが、LCAでは幼稚園生も小学生も、ジョークに笑い転げ、「悪者がそこに隠れている」と主人公に英語で告げる。劇の中に完全に入り込んでいるのだ。この反応はヨーロッパの子どもたちの反応に近いという。「ここは本当に日本の学校なのか?」と劇団員に驚かれた。
 LCAでは英語イマージョン教育を取り入れ、英語で教科を指導している。いわゆるインターナショナルスクールとは違い、日本人を対象に日本人として教育しながら英語を使いこなせる子どもたちを育てている。英語力のみならず、感性も国際人になっているのだと確認でき、子どもたちを誇りに思えた。


9月 14th, 2011|